魔力痕(まりょくこん)
魔力痕とは、魔法を使った後に大気中に残る微量の魔力のことである。
魔法を使うと必ず使用した属性の魔力が大気中に残る。大気に残る量は、使用した魔力の量と魔力コントロールのうまさに左右される。使用した属性に相性がある場合、反対属性を使えば相殺することはできるが、世界で最も魔力コントロールができるといわれている魔王でさえ魔力痕をまったくもって0にすることは不可能である。この特性を活かし、魔力を使用した者の特定や使用された場所を調べる痕跡士という職業が存在している。優秀な魔術師のほとんどは魔力痕を追える。また、魔界生物の多くも同じである。さらに禍崇も魔力痕を追えるため、汚壌の地では注意が必要である。
魔力痕のことを「残り香」「魔力の匂い」と称することもある。